規制を遵守しない方が多い
待望の「出会い系サイト規制法」が初めに施行されたのは2003年のこと。
業界全体を揺るがす出来事であったことは間違いありません。
しかし世間の期待とは裏腹にその規制を運営者や利用者が遵守していたかというと実情は違っていたようです。
表立って法を犯している様子はなくても、その裏では制定される前とあまり変わらない現状が続いていました。
しかし、当局もこのまま犯罪を見過すわけにはいきません。
規制法を強化すべく改正に踏み出し、年月を費やすこと5年、ついに2008年12月に改正版「出会い系サイト規制法」を制定し施行しました。
前回よりも遥かに現状の出会い系業界を掌握した上で作られましたから、そう簡単に法の目をかい潜れない内容となりました。
中でも最も重要なのは、今まで誰の許可も必要なく勝手にサイトを立ち上げて運営できていたものが、この改正により当局への届出が義務付けされたのです。
もしその義務を果たさなければ罰則が課せられます。
これでようやく出会い系サイトは当局の管理下に置かれ、取り締まる体制が整ったわけです。
そして特筆すべきは2003年に制定された当初から課題となっていた、暴力団関係者や前科前歴者の運営による犯罪の可能性も、今回の改正により「参入自体を許さない」とした姿勢の表れですから大きな飛躍と言えるのではないでしょうか。
更にその徹底ぶりが伺えるのは、携帯電話事業者などに対しても出会い系サイトがいかに危険なサイトであるかを認識させると共にアクセスを食い止めるフィルタリングの推奨も明記していることです。

